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2013.06.15 (Sat)

第1681回「あなたに起こったホラーなできごと」

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雨の放課後。
雨の音。

教室に女子二人、男子一人。女子の一人が私。

「怖い話でもしよっか」

普段は四十人を越える人が集まる空間に三人。


雨降って薄暗い。
がらん……。と、広い、誰も座っていない椅子と机の空間。

女子一人が、私の肩を叩く。

「やめよう。いるよ」

とっさに、かばんを掴んで教室を出た。
どうやって家に帰ったのか、今でも思い出せない。


帰宅した私を玄関先で出迎えた母が、言った。

「ひいおじいちゃんが危篤だって」


次の日。
女子一人に、昨日は曾祖父が危篤だったと話した。

「そうか。あんたのひいおじいちゃんだったんだね」

曾祖父はそれから五日後に他界した。


友人のおかげで、私は、亡くなる直前の曾祖父が、私に会いに来てくれたことを知った。



怖かったけど、なんだか心がじわっとしたホラーなできごと。
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